あらすじ｜バトルスピリッツ覇王（ヒーローズ）

　幻まぼろしのカード「絶対ぜったいなる幻龍神げんりゅうしんアマテラス・ドラゴン」を手てに入いれたテガマルは、以来いらい、バトルスタイルが変かわってしまう。そのカードを譲ゆずったラゴシア伯はくの警告けいこくを思おもい出だし、心配しんぱいするコブシとチヒロだが、棚志家再興たなしけさいこうしか頭あたまにないテガマルは「皇牙獣おうがじゅうキンタローグ・ベアー」と「刀かたなの覇王はおうムサシード・アシュライガー」も手放てばなしてしまう。
　大会たいかいはブロック対抗戦たいこうせんに移うつり、Ａブロック代表だいひょうのハジメは、Ｂブロック代表だいひょうをたお倒してか勝ちあ上がる。一方いっぽう、Ｈブロック代表だいひょうのノラは、Ｇブロック代表だいひょうのテガマルと対戦たいせん。
　序盤じょばんで互たがいにライフを削けずるも、淡々たんたんとしたテガマルのバトルに底知そこしれぬ何なにかを感かんじるノラ。しかもテガマルはドローするばかりでスピリットを犠牲ぎせいにしても気きにしない。
　アタックさせたスピリットが破壊はかいされ、バースト発動はつどうしたノラは、キースピリット「太骨望たいこつぼう」をバースト召喚しょうかん。一方いっぽう、マジックカードでドローを続つづけたテガマルは、望のぞみのカード「アマテラス・ドラゴン」を引ひき当あてる。
　ノラは、マジック「刹那残影弓せつなざんえいきゅう」で「骨鹿ほねじか」2体たいを召喚しょうかん。フルアタックで勝負しょうぶに出でる。
　そのアタックでライフ残のこり１まで追おい込こまれるテガマルだが、ライフ減少げんしょうでバースト発動はつどう。「絶甲氷盾ぜっこうひょうじゅん」によってライフを回復かいふくさせると、フラッシュ効果こうかでターンを強制終了きょうせいしゅうりょう。
　「アマテラス・ドラゴン」を召喚しょうかん、その召喚時効果しょうかんじこうかで、バトルフィールド上じょうの全ぜんスピリットを敵味方てきみかたの区別くべつ無なく破壊はかいしてしまう。【烈神速れつしんそく】で「烈れつの覇王はおうセイリュービ」を召喚しょうかんしてブロック、辛つらくもピンチを切きり抜ぬけるノラだが、手札てふだはゼロ。返かえしのターンでドローするが、手札てふだに加くわわったのはネクサス「聖者せいじゃの樹きの実み」のみ。
　テガマルは、メインステップでリザーブのコア13個こ全すべてを「アマテラス・ドラゴン」に乗のせるとアタック。ブロック不在ふざいのノラはライフを削けずられ敗北はいぼくした。
　ハジメは冷徹れいてつなテガマルのバトルぶりを責せめるが、「夢ゆめをかなえるためには捨すてなければならないものがある」と取とり付つく島しまもなかった。